プレゼンは、パフォーマンスだ\(^O^)/

先日、Frontend Nagoyaという勉強会のライトニングトークに登壇しました。発表した内容自体は大したシロモノではなかったのですが、ごく少数の方から意外とよい講評をいただきました。「内容自体は大したモノではない」のは自明なので、内容そのものよりも「登壇者としてのパフォーマンス(※)」に対してだったようなのですが…すっかり忘れていましたが、実は、筆者はプレゼンに関して特殊能力を持っているようなのです。

※Web業界のヒトビトがこの言葉を聞くと「処理性能」「実行速度」といった方面を連想すると思いますが、ココでいうのは「身体の動きでもって表現するモノ」の方の意味です。

目次

特殊能力開眼

先年度末まで、株式会社アップルップルの森田さん(※)が主催する「マークアップ勉強会」というものが行われていたのですが、今後はフロントエンドの分野までテーマを広げたいということで、Frontend Nagoyaを創設されました。マークアップ勉強会の時代、筆者は参加するのみでのんべんだらりとしていただけなので、新装オープンに際して何か貢献できないかと思い、登壇を申し出ました。まー「枯れ木も山のにぎわい」といったトコロですね…。とはいえ本当に何かしら貢献できたかどうかはナゾです。

frontend nagoya

さて、勉強会後の懇親会で、森田さんがいつものように目をキラキラさせて、大体こんな感じのことを言ってくださいました。

森田かすみさん
kameさん、スライドを使って発表するのを今まで拝見したことがなかったんですけど、お上手ですね!

同じくアップルップルのホリさん(※)も、大体こんな感じのことを被せてきます。

堀悟大さん
そうなんですよ。すごく上手くてびっくりしました!

さて、このとき、筆者の脳裏に学生時代のイヤな思い出がフラッシュバックしました。四大では学位取得のために卒論の執筆が義務付けられていることが多いのですが、それに「卒論発表」なるモノがともなうこともあります。まー、所属学科の先生たちの前でテキトーな発表をすればするっと通ってしまう場合も多く、筆者も実にそんな感じでやっつけ仕事をした気がします。すなわち、発表の内容(突き詰めれば研究内容自体)が大したモノではなかったわけですが、発表し終わった直後、教官から大体こんな感じのことを言われました。

教官
大した内容じゃないけど、キミ、とても堂々と話すから、なんか立派なことを言っているように聞こえるね!

不躾とも取られかねないこんなことを、清々しい顔で、本人に面と向かって敢えて申し述べるということは、余程筆者のパフォーマンスが素晴らしかったのでしょうか…。イヤ、発表内容が酷すぎたので「何か褒めなければ」と咄嗟に口が滑ったのかもしれませんね…。

そんなわけで、筆者には「大したこともない内容」を「さも大層なこと」であるかのように一瞬とはいえ錯覚させる特殊能力があったことを思い出しました。卒論発表以前に何か訓練した覚えもないので、おそらく先天的なものなのでしょう。そして、実は人前で「研究成果のようなモノ」を発表した経験は、前述の卒論発表を含め、生涯四度しかありません。

反面教師「残念なプレゼン」に学ぶ

せっかくの特殊能力、このまま自分だけのモノにしておくのはもったいない!この際その能力を万人が利用できるメソッドに落としこんで共有できるようにしたら世の中の役に立つカモ!と思い立ちました。そんな経緯でコレを執筆しています(今現在、とてもヒマだという理由もあります)。

これまでプレゼンの組み立ては、ホボ本能的に行っていましたが、実は、以前勉強会などで聴講したことのある「残念なプレゼン」を反面教師にしていた気がします。ほとんどのプレゼンは、内容もパフォーマンスもソコソコ素晴らしく、いつも面白く拝聴しているのですが、コレはイカンなぁ~と心に残っているモノが二つほどあります。

一つは、自身の成功体験と、その成功の鍵を探っていくという内容で、テーマ自体は悪くなかったのですが、投影しているスライドの文字をそのまま棒読みするだけの代物でした。結果的にパフォーマンスとしてはとてもつまらないという印象が残り、敢えて人前で「話す」なら、もう少し工夫してほしいなーと感じました。

もう一つは、自社開発アプリの紹介でした。張り切って準備したと思われる力の入った資料を投影されていましたが、プレゼンするだけでいっぱいいっぱいになっているのは明らかで、言いよどみが多く、聞いている方は何度か集中が途切れました。また、内容は客観的な視点が欠けており、説得力がなく、第三者の立場からそのアプリの素晴らしさを実感できませんでした。

スライドはプレゼンの主役ではない

筆者のような昭和の人間は、若いヒトビトが「スライド」トカいう言葉を発するたびに「スライドって、本来、マウントしたポジフィルムをスライド映写機にセットして、そいつを一枚ずつて光源の前にまさにスライドさせてスクリーンに画像を投影する方式のことだよね(=スライドショウ)。もしくは、マウントしたポジフィルムのそのものを指す。」とついツッコミを入れたくなってしまいます。

ほんの数年前まで、その本物のスライドを使って実際にプレゼンをされていた大学の先生がいらっしゃいました。助手が必死こいてフィルムをデジタルデータに置き換え、遂にデジタル化の波に乗ってしまいましたが…。今でも度々行っているそのプレゼンの名前は「幻燈会」。レトロな名称が心憎いですね。

スライド映写機上部 Photo by W.CC
– Change of venue(2014)/CC BY-SA 3.0

そんなことはともかく、最近のプレゼンに「スライド」は欠かせないモノですね。図表を多用して聴講者の理解を助ける工夫をしたり、ときには笑いを誘うような画像を入れて飽きさせないようにしたり、上手く使われている方が大勢いらっしゃると思います。

とはいえスライドはあくまでも補助的なもの。スライドなしでも聴講者が容易に理解していける話の流れを組み立てることが先決で、その後に理解の助けとなるよう、投影する内容を決めていくのが正当な使い方といえるでしょう。

話す内容がプレゼンターの頭の中にしっかり入っている場合、スライドは「話す内容を思い出すきっかけ」として、また「あらかじめ組み立てておいた流れどおりに話す」ために利用できます。先の大学の先生は、まさにその使い方をされています。スライド資料のほとんどに文字は含まれず、ほぼ彼自身が撮影した写真だけで構成されています。「この写真が投影されたらコレを話す」ということが頭の中でしっかりと整理されているわけです。筆者自身の生涯四度のプレゼン経験のうち、二度はこの手法を用いました。

Frontend Nagoyaではライトニングトークでの登壇だったので、上記の手法だと制限時間を軽々超えてしまいそうな気がしました。ですので、実は発声用の原稿も用意しました。箇条書きのメモを手元に持っていればいいかと初めは思っていたのですが、今回使用したプレゼンツールGoogle Slidesの下部に「クリックしてスピーカーノートを追加」という文字があるのに気づき、利用してみることに。スライドの送りと同時に覚書も先へ送られるのであれば、しっかりした原稿を用意してそれを読み上げるだけで、限られた時間の中で淀みないプレゼンができそうです。

実際は、自分のPCの接続不備のため森田さんのMacをお借りすることになり、Macを使い慣れていない筆者は原稿のスクロール操作に苦労する、という思いもよらないアクシデントに見舞われました。しかし、慣れたマシンを利用すればスピーカーノートは間違いなくスムーズなプレゼンの助けになるはずです。おそらく他のプレゼンツールにも実装されている機能だと思われるので、プレゼンに慣れていない方は利用してみてはいかがでしょうか。

Google Slidesには
スピーカーノートという機能がある

客観的な視点を意識しながらプレゼンを組み立てる

さて、いよいよ「大したこともない内容」を「さも大層なこと」であるかのように一瞬とはいえ錯覚させるにはどうするか、というお話です。

まず重要なのは、論理的に破綻のない話の流れを作ること。そして、それを聴講者の誰もがわかる表現に置き換えて話すこと。かつ、でき上がった「話の流れ」を客観的な視点から見つめ直し、面白いかどうか、説得力があるかどうかを確認するとよいと思います。「客観的な視点」を自ら設定するのが難しい場合は、聴講者として想定されるヒトビトと同程度のリテラシーを持つ第三者に内容をチェックしてもらうとよいでしょう。

さて、いくら論理的な展開に隙がなくても、詰め込むだけ詰め込んだストーリーを、抑揚のない語り口で矢継ぎ早にまくし立てるのもどうかと思います。特に発表時間が限られている場合は、話したい内容を吟味して、ときとして切り捨てるべき箇所を見極める作業も必要かもしれません。そういったときこそスライドの助けを借りられます。

大抵のヒトは、読むことと聞くことをほぼ同時に行うことができます。優先度は低いけれど情報として提示されれば理解の助けとなるような内容を、声に出す代わりに文字やイラストとしてスライドに盛り込みます。

ただし、「読む」「聞く」作業を同時に行うことが苦手な方もいらっしゃるので、重要な情報は発声原稿の方に入れるか、スライド内でとりわけ目立つように配置した方がいいでしょう。

筆者が過去に拝聴した「残念なプレゼン」の前者の方のように、実際に声に出して伝えるつもりの内容をスライドにまるっと書き込んでしまうのは…目と耳で内容を追えてよさそうな気もしますが、やはり、目から入る情報と耳から入る情報を適切に分けた上で重要性の強弱を付けた方が、効率よく伝達できるのではないかと思います。

この画面表示時の発声用原稿は「しかし色んな意味で手遅れ」。「色んな」ことの詳細は大して重要ではないが、詳細がわかればなぜ「手遅れ」なのか、その理由が想像しやすくなる。
この画面表示時の発声用原稿は
「山小屋で季節労働」

また、余裕があれば、話の掴みに笑いの要素を適度に置いてみてもいいかもしれません。Frontend Nagoyaのライトニングトークでは、筆者自身の自虐的な経歴紹介を矢継ぎ早に写真だけをポンポンと表示することで済ませ、その内容自体を全体の流れの中に内包することによって、ダラダラと長い自己紹介になるのを避けるようにしてみました。テンポよく話を進め、かつ掴みを取るのには成功した気もしますが、この部分だけおおっぴらにウケて、後は失速してしまった気もします。諸刃の剣ですね。

こういった仕込みはスベったら悲惨なので、その部分に差し掛かったときも、プレゼンター自身はクスリとも笑わず、常に涼しい顔でやり過ごすのが無難かと思います。掴みを取れれば儲けもの、くらいに考えておきましょう。

逆に、仕込みではない思いがけない箇所でよい反応をいただいたときは、はにかんだ表情を作って微笑んでみたりすると、好印象カモ。

発声用原稿を書くとき注意すること

さて、プレゼンの全体的な流れが組み立てられたら、必要な場合は発声用原稿も用意しましょう。

原稿作成時にもいくつか注意すべきことがあります。最も大事なのは、聴講者の方に「原稿を読んでいる」と思わせないこと。棒読みするための原稿を作るのではなく、「話し言葉」として声に出すためのモノとして用意するのがよいと思います。重要な要素のみ箇条書きにし、プレゼン時にそれを話し言葉に置き換えてもいいのですが、自信がない方は一字一句「話し言葉」のままの原稿を作ってみてはいかがでしょうか。

まずは、あまり深く考えず、展開した話の流れに沿って原稿を書いてみましょう。続いて、実際にスライドを送りながら原稿を読んでみます。「話し言葉として」違和感がある部分は易しい表現に置き換えます。不自然に難しい言葉や言い回しを使っていると、原稿を読んでいることがあからさまになってしまいますよね。また、発音しにくい単語、聞き取りにくい単語があれば、別の言葉に置き換えることを検討してみましょう。

もし、テンパって「あー」「えー」「うー」といった間投詞を連発しそうな方は、言葉のつなぎまでも原稿化してしまってもいいかもしれません。例えば「ところが」「その結果」「そんなわけで」といった言葉です。カジュアルな会話では意外と適切な接続詞を使っておらず、例えばインタビューなどのテープ起こしをすると「え、コレ、ニホンゴとして大いに破綻してるし…」といった様相を呈することが多々あります。ですので「えー」「あー」の代わりに適切な接続詞を挟むだけで、フォーマルな雰囲気を作り、論理的に話していると感じさせる効果があります。

また、重要な言葉や表現は原稿上で強調表示しておきましょう。その部分のみ、とりわけゆっくり・はっきり・大きな声で発声することを心がければ、聴講者にプレゼンターの意図がより伝わりやすくなるはずです。

そうこうしてでき上がった原稿を読み上げるとき最も大切なのは、聴講者の方を見ながら話すこと。話し言葉として一字一句大切に書いた原稿ではありますが、それを一つも間違えずに読む必要はありません。時折原稿に目を落としつつも、なるべく会場全体に目を配りながら美しい姿勢を保って話せば、よりカッコよく見えるはずです。
筆者がFrontend Nagoyaでの登壇時にそのことを実践できていたとは言い難いですが…肘を机にべったりついて酷い姿勢で話していた記憶があります。スミマセン…。

「書き言葉」で書かれた原稿を棒読みするだけなら、スライドと原稿のセットを聴講者に配布して読んでもらうのと、さほど変わりはありません。せっかく大勢の人の前で話をするなら「自分が話すこと」の価値を作り出すべきでしょう。原稿を用意しなくてもすらすら話せればなおよいですが、慣れていない方は是非とも話し言葉で書かれた完璧な原稿を用意してみてください。そしてあたかもその場で溢れ出た言葉で話しているかのように振る舞ってみてください。「パフォーマンス」とはハッタリを利かせるモノでもありますw

画面上の文字は青字で記載、強調部分はカギカッコで囲んである。アニメーションが設定されているときは開始のタイミングも原稿に記載しておくとよい。

おまけ:マジシャンの舞台経験

これらのメソッドは「大したこともない内容」を「さも大層なことである」かのように一瞬でも錯覚させるのに大いに有用ですが、もちろん「そもそも文句なく素晴らしい内容」を発表するときにご利用いただけば、素晴らしさがより増すに違いありません。
筆者が改めて述べるまでもなく、もとより素晴らしいパフォーマンスを披露されている方は、当然のように気を配っている事柄であると思います。

ところで、ここまで書いてきて今更ながら考えてみたトコロ、これらの考え方の根幹は、マジシャンとしての舞台経験(※)から来ているのカモ、と思い当たりました。卒論発表以前に何か訓練した覚えもないと申し上げましたが、研究活動そっちのけで、プレゼンのパフォーマンスに関してのみ真剣に探求していたみたいですね…。

マジシャンがパフォーマンスを組み立てるときも、客観的な視点に立ち、観客にとって不思議な現象に見えるかどうか、パフォーマンスとして魅力的かどうかを吟味します。

実はトリックを失敗なく演じて見せるだけではパフォーマンスは成立しません。現象が起こったときにどの程度の時間・どんな視線を観客に投げかけるべきか、どんな動きをすれば違和感なく受け取ってもらえるかを考え、パフォーマーからのそれらの「語りかけ」は観客にとって心地よいかどうかを想像してみます。また、観客からの反応を受けて、その間合いを変えたりもします。

「こんなコトができるオレってスゴイだろ」といった態度をあからさまに露呈してしまったり、自己陶酔や独りよがりの演出に陥ってしまうのは言語道断です。

Keiko Muto
photo by Mikame

余談ですが、プロはともかく、アマチュア・マジシャンの方はパフォーマンスに関する訓練が不十分で、その上マジックとはトリックそのものを見るだけで誰でも楽しめるモノ、と勘違いしている方が少なくありません。彼らの多くにとって、演じている自分自身が心地よいことが重要で、観客であるあなたが心から楽しんでいるかどうかまではおそらく考えてくれないでしょう。「マジックを見せてあげよう」と自ら申し述べるヒトビトにうっかり応じてしまうと、何の演出的工夫もないテーブルマジックを延々二~三時間見せ続けられるかもしれません。「ひとネタ披露したげ」な様子のアマチュア・マジシャンに「ちょっとやって見せてよ」というのもやめたほうがいいと思いますよ。ひとネタどころじゃ済まないはずですから。

そろそろ見飽きたと思ったら、面白がっているフリはせず、適当に言い繕ってその場を離れるのが賢明です。

おまけ:こういう大人に私もなりたい

実はFrontend Nagoya開催当日、ソフトバンク・テクノロジーの関口さんが会場にいらっしゃいました。東京から関西へ行く途中、イロイロな用事のついでに名古屋に立ち寄り、たまたまライトニングトークを聞いていってくださったようなのですが、後からわざわざ私のプレゼンについて言及してくださいました。

関口浩之さん
kameさんの実体験に基づく(中略)お話は特に印象的でした。自虐ネタありの経歴のお話も素敵でした☆

アップルップルのお二人と異なり、プレゼンの内容までよいかのような書き方をしてくださっているような気もしますが、そうだとしても、おそらく「大したこともない内容」を「さも大層なこと」であるかのように一瞬とはいえ錯覚させる特殊能力に騙されたのだと思います。ごめんなさい。でもありがとうございます!

ちなみに、関口さんとお会いしたのは三年ほど前のこと。WCANというWebの勉強会に於いて「PR協賛枠」でFONTPLUSというWebフォントサービスのプレゼンをされていたのだと記憶しています。協賛枠って、アレでしょ、つまり企業の宣伝コーナーでしょ?どうせつまらないんじゃね?と思いません?ところが関口さんのお話は、最近の日本語Webフォントの進化した技術についてだとか、実例を交えたお話だとか、Webフォントを使うとこんなにいいことがあるだとか、ためになって面白いどころか、わかりやすい上に説得力ありまくり。翌日、関口さんが講師のミニ勉強会があるというので、取るものとりあえず申し込みました。

きっと業界界隈ではかなりエラい方だと思うのですが、ちっともエラぶらず、筆者のような下々の者にも気を使ってくださり、仕事に愛情をお持ちでいながら仕事一辺倒でもなく、日々趣味的なことにも時間を割いていらっしゃる、とてもステキな方です。
こういう大人に私もなりたい(#^_^ #)

おまけ:これまでのプレゼン経験

過去三回のプレゼン経験は、まったくもってWeb関連の内容ではない上、使用するツールまでバラバラでした。ですが、結局パフォーマンスとして行うことは同じだったと思います。蛇足とは思いつつ、どんなプレゼンを行ったかご紹介いたします。

  • 卒論発表(学生時代 OHP)
  • ジミな冥王星をジョークで楽しく学ぶ(2011 紙芝居)
  • ベーコン祭(2016 Google Slides)

OHPとはオーバーヘッド・プロジェクターの略です。OHPシートという透明のシートに油性ペンで直に何かを書いたり、紙で作成した原稿をコピー機を使ってシートに転写したりして資料を作ります。半透明にすれば色の表現もできます。このシートをプロジェクターの光源の上に載せると、反射鏡とレンズを経由してスクリーンに投影されます。筆者の学生時代はまだパワポのようなプレゼンツールがなく、このような巨大な道具が使用されていました。

Overhead projector Photo by mailer_diablo
– Change of venue(2006)/CC BY-SA 3.0
冥王星と太陽系惑星の大きさ比較図

ほんの数年前に行った「ジミな冥王星をジョークで楽しく学ぶ」では、A4用紙にフツーに印刷した資料を見せながら解説するという、とってもアナログな手法を使いました。

NPO団体主催の「科学館の来館者に向けて素人プレゼンをする」という、来館者にとってはいささか迷惑かもしれない企画に於いて、まずはネタ探しのために科学館を訪問。筆者は冥王星に関しての展示を見て、冥王星の大きさ・その周辺の準惑星との類似性から咄嗟に冥王星の準惑星への降格理由を悟り「論理的に隙のない展開が簡単にできそう」と考えてテーマに選びました。

プレゼンの準備にあたって冥王星に関する書籍二冊をじっくり読み込み、世の中には冥王星ジョークというモノが存在することが判明したので、それらを随所に仕込んで掴みとしました。

余談ですが、ディズニーのキャラクターのプルート(冥王星の英語名と同じ)という犬はミッキーマウスのペットであるという事実を初めて知りました。なによりも、ネズミがペットを飼っている、しかも犬、という事実に驚愕。ちなみに、同じく犬のキャラクターであるグーフィーは、ペットではないので服を着ており言葉を話すんだそうです。

「ベーコン祭」はつい最近行ったもので、持ち寄ったベーコン料理を食べながら俳優ケヴィン・ベーコンについて語り合おう、という目論見で筆者自ら開催したごく小規模なイベントです。

ベーコン作品のあそこが見どころ、いつも腹に一物ありそうな役柄ばかりなのに本人はいい人そう、といったなごやかな話題の映画ファン的集いを想定しており、企画当初はプレゼンを行うつもりはありませんでした。しかし、集まってきたのは、ホボ、ベーコン料理を食べたいだけの野次馬ばかり。これでは話が弾まなさそうだったので、急遽、ケヴィン・ベーコンの映画を見まくりかつケヴィン・ベーコンについて研究し、プレゼン資料を作ってセミナー風イベントに変更しました。もちろんベーコンは食べましたよ。

資料はかなり力を入れて作ったので、いつかまたドコかで発表したいと思っています。

ベーコン祭、またやりたい♪

実は、資料を周到に用意し、何かを発表するのは嫌いではありません。人数の多寡にかかわらず、人前で喋るときもほとんど緊張しませんし。今までホボ経験がなかったのはネタがないからですね。
スピーカーが集まらなくてこまったときは、是非お声がけください。ただし、何かのネタとともに。
ベーコンか冥王星の再演も承ります(^^)/